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蔵書票展はじまりました
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蔵書票展<Ex libris Ex press>昨日から始まりました。
17人のグループ展なので、ひとつひとつ小作品ですが数が沢山展示されています。初日はたくさんの方に見に来ていただけたようで、ギャラリー当番をされたみんなも喜んでおりました。
私は明日が初当番…楽しみです。

↓会期中の私の当番予定はこちらです。

●6/2(水)13:00〜16:00
●6/3(木)16:00〜19:00
●6/6(日)10:00〜13:00/15:30〜16:00 *16:00から搬出のため

ぜひお越し下さい。


さて今更ですが<蔵書票>とは…あまり馴染みのない方もいるかもしれないので少しご説明を…↓



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昔むかしの本が貴重品だった時代の西洋において、本を回し読みしていたため誰の所有物かが分かるように(盗まれないように)本の見返しなどに所有者オリジナルの紙を貼っていたのがその始まりだそうです。16世紀になってからは印刷技術も発展し、本とともに蔵書票を持てる人が増え、蔵書票のデザインが豊富になってゆきます。
大概は所有者の人柄や名前、好きな物や座右の銘など、その人にちなんだ何かがモチーフになっています。(昔だったら紋章や出身地の景色なんかも)

そして最近では本に貼る本来の使い方よりも、小作品で価格も手頃なので版画作品として額に入れて飾ったり、コレクションしてトレーディングカードのように交換して楽しむ方ことのが普通のようです。

蔵書票は書票という言い方もあり、ラテン語の<Ex libris(エクスリブリス)>が世界共通の呼び名だそうです。「〜(誰それ)の蔵書から」という意味なのだそう。
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初めて蔵書票をみたのは学生の頃、文房具を置いているどこかの雑貨屋さん。薄い紙にキノコの絵か梟の絵でした。(二種類あったのかな…)写実的なモノクロの絵で、ある程度の束にまとめられていてお店の人に「これ何ですか?」と聞いたら「蔵書票だけどメッセージカードなどにどうぞ」ということでした。そして…多分なんだけどその時一緒にいた友達が蔵書票を知っていて、蔵書票について本に貼るやつだ、と教えてくれた記憶がうろ覚えだけどあるんです。

その後別の友人と入ったアンティークショップで古い蔵書票をみつけ「蔵書票だね」と得意げに言ったらその友人も知っていて「そうだね」とあまり発展なく終わった記憶もうろ覚えだけど、あります。
…ちょっとどうでもいい話でした。蔵書票のことを考えるとセットで頭に浮かんでくる記憶なのでした。
by orangewords | 2010-06-01 19:55 | 銅版画制作
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