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神保町ぶらり版画探訪2 ボヘミアンズ・ギルト編
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二軒目は、呂古書房と同じすずらん通りにある<ボヘミアンズ・ギルト>2F。
呂古書房から駅方向に行くとあります。一階は哲学書だとかの本メイン。二階は版画本や版画作品がメイン。

一階は賑わっていて本棚を覗き込むお客さんの間を失礼して二階へ…。版画全般なのですが、銅版画では駒井哲郎さんの本と作品にありつけるので有り難いです。今回はこの間資生堂ギャラリーで見た<岩礁にて>があった!エディションが多い。うーんエディションによってどの程度の違いがあるのか見比べたい…でも記憶に頼れない。照明の色も違うから色味が違って、印象が若干違う、というくらい。こちらのが明るく見えました。沢山の刷りによる摩耗みたいなのは感じられない…やっぱりメッキの力?

誰でも良いので参考になりそうなドライポイント作品を探したけれどドライポイント自体があまりなかったです。
眼にとまったのは<横田稔 銅版画書票集 博物誌>。装丁がすんごいかわいかったです!ライトグレーの地色に蛍光色のようなかわいい色合いのプリントでした。後で調べたら昭和59年刊行…恐るべし。今でも通用する装丁です。
それから<田淵俊夫>さんのドライポイントと思しき作品がすごかった…ビュランでほっそく浅く彫ってるのか、鉛筆画のようなグレーの色で風景が描かれていました。ちょっとネット検索したら日本画家の方らしいですが…彫りも自分なのかなぁ?彫り師かなぁ?すごいです。

そういえば…杉本博司さんの写真をメゾにおこした珍品?がありました。メゾはすごいし、メゾにしたくなる気持ちも分かるが、写真のが良かった、静かで。

写真は駒沢給水塔。
by orangewords | 2010-12-10 16:36 | アート雑記
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