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ゴヤ展とウィリアム・ブレイク展
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上野の国立西洋美術館へ<ゴヤ展>と、常設のほうでやっている<ウィリアム・ブレイク展>を見に行って来ました。
まずはゴヤ。ゴヤは油絵中心かなぁ?と思っていたら素描と銅版画が多かったです。
そして面白みで言ったら、油絵よりも銅版画のが面白かったかなぁ。版画は版画作品全般から選り取られていて、昨年セルバンテス文化センターで見た時よりも会場の照明が明るかったので微妙な色がよく見えました。(でも今回のが人が多かったから近寄れなかったという点はあった)改めてみて、たくさん版画を残してますね。

そして、同時に常設展のほうで開催されてた<ウィリアム・ブレイク展>。こちらはエングレーヴィングがメイン。エングレーヴィングの前にうっすらエッチングしているようですが、晩年のダンテの<神曲>の挿画作品は7点全部、まずはドライポイントであたりを描いて、それからエングレービング、という全部ドライポイントでの作品でした。昔の人はデッサンの練習に銅版画をしていたようなので、ブレイクはもっと緊張感とライブ感を高めて総ドライポイントに挑戦したのかなぁ?
作品はゴヤの版画を見た後だとかわいく感じられました…。それにしても小さな絵の中にしっかりと顔を描き込んでいてすごかったです。鑑賞にも虫眼鏡が必要!
by orangewords | 2012-01-27 23:28 | アート雑記
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