「武」を記録する
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<「武」を記録する>を観に慶應義塾大学アート・センター アートスペースへ行ってきました。<石城日記>を保管している文学部古文書室さんによる企画展です。10/3まで。
1F奥にある小スペースでの展示で、思ったよりも展示物が少なかったのですが、よく見ると面白く、こういう書物の展示はあまり点数があっても見るのに時間がかかって疲れちゃうのかな?と思いました。

あまり古文書メインの展示を観に行かないのでまったく無知なのですが、面白かったのは「豊後国直入郡大野郡内知行帳」の豊臣秀吉の朱印。こんなに細い線でにょろにょろして、文字というより図形でした。
そしてそれを含む大事な書類は例え写しだとしても結構な厚手の和紙。折るのに苦心しそうな…。ところどころにシミのあるものを見ると、昔の人のつばでも飛んだあとなのかなぁ?とか思ってしまう。

「諸士家譜」は、家臣ひとりひとりの経歴や死亡時期などを書き込んだもので、アイスの棒を細く薄くしたような竹製のインデックスがびっしり挟んであったのが興味深かったです。糊っぽいものはありそうなものですが、和紙の紙切れを貼付けるのではなくて竹製のインデックスなのですね。

「新板改正 安政武鑑」も面白かったです。各大名の家紋と連絡先入り。桜田門外の変では水戸・薩摩の浪士は武鑑を携えていたそうです。家紋とか照らし合わせていたのかな。分厚い一筆箋くらいのサイズをした携帯版もありました。

「十二月節 2巻」や「京四条河原夕涼図巻」あたりは当時のゆったりした様子が分かるのですが、着物の模様がバラエティに富んでいて面白かったです。十人十色、想像してたよりも色々な色の着物を着ていたのだなぁ。

<石城日記>は昨年のときに一部展示されていたようで、今回は展示されていませんでした。展示を見ると、係の方から今回の展示内容をプリントした卓上カレンダーをお土産に頂けたのですが、アートスペースの入り口のところに昨年の余りらしきカレンダーが「ご自由にお取り下さい」と置かれていて戴いてきました。昨年の分なので、石城さんも含まれています。6月と9月。このカレンダー、ちょっと珍しくて、10月始まり翌年9月終わりになっています。ということは来年も今頃の時期に何か展示されるのでしょうか?楽しみですね。
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by orangewords | 2014-09-18 19:37 | アート雑記 | Comments(0)
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