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ムルロ工房と20世紀の巨匠たちーパリが愛したリトグラフ
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<ムルロ工房と20世紀の巨匠たちーパリが愛したリトグラフ>を観に<神奈川県立近代美術館 葉山館>へ。かつてパリにあったリトグラフ工房の仕事の展示で、技術協力を受けていた日本のMMGに刷り師としてお務めだったMさんにご案内いただけるチャンスがあり、行ってきました。
ムルロ工房は1930年頃から錚々たる画家たちの展示のポスターを刷ってきた工房です。私はリトのことはよく分からないのですが転写紙というものがあるそうで、ピカソ、マティス、シャガール…などなどみんな転写紙に自筆で描き、それをその名の通り転写して製版していたそうで、描き師が描いたわけではないみたい。そこがまた、画家たちが楽しく盛り上がっていた様子が伝わってきて、みているこちらも楽しい気持ちになってきます。

展示の序盤の黒の溶き墨の美しさ、ずっと見てられるなぁ。ジャン・デュビュッフェの黒とチャレンジ精神もとても素敵。それにマティスやミロの簡潔な作品もまた良く、目からうろこ。そしてまたひとつブラックの傑作を見ることが出来て嬉しい。また雑誌<VERVE>の表紙(と中にも少し)はリトだったらしく、中でもピカソのがデザインは割とふつうなのにすごく素敵に見えて、それはおそらくわずかなインクの盛り上がりのためにクレヨンの線がちゃんとクレヨンらしく見えてるためなのかも…と思って。そう思いつつ、終盤のポスターを見ていたら、どんどん違和感が出て来て魅力が損なわれていっていて…なぜ?と思っていたらMさんに「紙が違うだけでこんなに違うんだよ」と教えていただきました。本当に、さっきまで作品にしか見えなかったポスターが、コート紙のようなものに変わっただけで単なる印刷物に!すごいなぁ。インクもこんなに見え方変わるのね。この時代、もしこの紙が最新の紙だったら、作家としては最先端のおしゃれだったのだろうか。それとも当初からあまり気に入られてなかったのだろうか。文字なんて本当に素っ気なくなった。<良い>ものに見えるのはリトで刷ったからだけじゃなく、支持体も大いに大切ってことなのですね。<VERVE>って何かの展示のときにたびたび目にしてきていると思うのだけど、版画のことを知ってから見るとその良さがよく分かる。知らないというのはつまらない蔑みを生むなぁとふと思った。優劣はないですよ。職業に貴賤無し。ひとの仕事を馬鹿にするべからず。そしてそんなくだらないことに構ってる暇があるくらいなら制作したいのだ。(あ、なんかやさぐれている)

リトで意外だったことは、石版てずっと、昔は大理石しかなかったのかと思っていたけれど、当初からジンク版、アルミ版も使われたらしいです。そして絶えず使う水が、硬水か軟水かとか水質でも違うはず…らしいんだけど、実験であまり変化が見られなかったそう。今なら飲み水で売ってるから試せそう。
それとムルロさんはインディゴのジャケットを仕事着としていつも着ていたらしく、ムルロさんに憧れたMMGの創設者もインディゴのジャケットを仕事着にしていたそうです。版画工房でも藍染め〜。
この頃ずっと忙しかったので久しぶりの美術館&遠出です。嬉しい。海は霞んでより広く、山は迫る青さでした。

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by orangewords | 2015-06-27 01:09 | アート雑記 | Comments(0)
続・WS準備
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牧禎舎での夏休みのWSの準備が進んでいます。まだ一ヶ月以上ありますが、きっとあっという間ですし、初回が一番混乱しそうな予感なので考えておくことが多いです。
どうかなー?と思った生地も、ひとまず大丈夫そう。洗って干してを時間の都合で2回だけして、そのあと縫ってみたら、藍も手につかず大丈夫そう。先日縫製をKさんにご指南いただいた際に「手につかないね」という話になりました。かなり手についちゃうのもあるものね。お店でどれにしようか手に取って選んでるだけで青くなるのもあったり。ああいうのは販売前に洗ってないのかなぁ?(インド藍って書いてあったからそういう違い?)

WSはひと月に1度開催予定でいます。そういうことは気が長いほうなので長い目で見てます。まずはやってみることに尽き、そして続けていくために工夫しようと思ってます。ひとりで抱え込みせず、なるべくいろんな方の手と力をお借りして繋がっていたいと思っているのです。最初はちっちゃい点を打つことから初めて。それがぐりぐりと太った点になれるように。なにをするにも自分にとってそれは変わらないみたい。

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by orangewords | 2015-06-25 23:57 | その他制作 | Comments(0)
WS準備
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この夏は初めてのWSを計画しています。今月から少しずつ準備を始め、来月は予行練習、8月が本番です。時間内に作業が終えられるか、必要なものは揃っているかの確認です。
この後しばらく外出出来るか分からないからと出掛けたついでに革ひもを買い、昨夜は確かあったはず…とハトメパンチを探り、あとは布地を残すのみ。一番大事なところ。最初の予行練習当日に買うしかないかな?
あっという間に時間が経ってしまうので、こうして誰かと一緒に予定を組んで時間をとっておくことは大事だな、と思いました。うまくいきますように!

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by orangewords | 2015-06-15 16:30 | その他制作 | Comments(0)