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北山銅版画室・一日体験
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先日蔵書票展<BOOK METRO大阪巡回展>のギャラリー当番をしに大阪へ行った際、せっかく京都が近いので前からサイトをチェックしていた<北山銅版画室>さんへ一日体験(技法別コース)しに行って来ました。ノントクシック技法といって、なるべくガソリンや灯油など人体に影響のあるものを使用せずに銅版画制作を行っているという工房です。
どんなかんじで制作しているのか気になる人は多いようで、周囲でも「サイトは見たことある」という方多いです。

朝、東京駅から7時前の新幹線に乗って9時すぎに京都着。そのまま叡山線修学院にある工房へ。工房の決まりとしても私の予定としても5時間以内に刷りまで終えないとならないので気持ちは結構大忙しです。なにしろせっかくなので出来るだけ色んな技法をやりたいのです。

工房の先生は想像してたよりもお若そうな方。どうやら個人のアトリエのようなところで教室として指導したり共同工房として制作させてくれたりしているようです。さすがにガソリン類がないから臭いが少ない。

工房それぞれにルールがあると思うので、ちょっとしたことでもそれも教えてもらいつつ作業。独自のこだわりなどもあってノントクシック以外の部分も勉強になりました。私も自分で一番良いやり方を模索してみよう〜。

初めてエッチングを水溶性インクで刷ったらすっごく拭き取りが早かったです。さらさらしてる!シャルボネールじゃなくてアメリカ製のだからかなぁ?そもそもエッチングに水溶性インクを使ったことがなかったので(その前にエッチングが珍しいのかもしれないけど)すんごい手早く刷れるし、拭くのも軽〜く出来るので版を痛めなさそうだからエッチングはもちろんソフトやアクアチントにも水溶性インク良いかも。
ただ私が使ってるシャルボネールの黒インクは粘りがあるせいかかなり拭き取りづらいので、これはインクのせいなのか、それとも寒冷紗や人絹が良かったのか…。色々考えさせられました。

それにしても、一日体験はお手軽で良いなぁ。確かに忙しない気持ちになるけど、あまり技法を欲張らずにやれば、しかもエジンバラエッチ液は腐蝕も早いので割とサッサと作業出来るし5時間あればちゃんと刷りまで終えられるんですね。機会があればまた一日体験してみたいなぁ〜。
エジンバラエッチ液など腐蝕液の保ち具合などはもしかしたら使う人数と度合いが少ないから保ちが良いのかもしれないです。

先日BOOK METROの大阪巡回のときにこだまさんと話した型染めの制作についても、少人数で僅かに制作している分には環境にも問題ないけど、人数が多くなってくるとやはり考えなきゃならないことが出て来るんだな。

*一日体験した後は京阪で大阪は天満橋へ〜。写真はエレガントな特急列車の車窓から。
by orangewords | 2011-07-10 00:45 | 銅版画制作 | Comments(0)
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