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町田ゆかりの作家
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<町田ゆかりの作家>を観に<町田市立国際版画美術館>へ。爆弾低気圧が来るというので足早に行ってきました。半分はミニ企画の<畦地梅太郎>目当てでしたが、企画展も面白かったので観に行けて良かったです。

<のらくろ>の田河水泡さんて町田の方だったんですね。銅版画をされていたとはつゆ知らず。

田中陽子さんの腸のような<つらなり><とわに>が良かったです。初めての個展に描いた自分の作品をちょっと思い出しました。(田中陽子さんの足元にも及びませんが!)更にどうやって版を作ってるのかまったく意味不明。木版凸版刷り・蝋・手彩とな。推理する楽しみですな。

若林奮さんの<GRASS>シリーズも素敵でした。色鉛筆で描いたような抽象。リトは筆で描いた大胆な塗りや滲みが好きだけど、こういうリトの作品も好きだなぁ。ポスターサイズくらいの大きさもちょうど良かったです。この雰囲気は銅版画では出せない気がする。いいなぁ〜

木口木版の柄澤齊さんの作品もありました。いつもの静謐なイメージと違って、面白系の版画で意外!動く版画(仕掛け絵本みたいな)のを作られてたんですね〜。知らなかった。ショウケースの高さ(奥行き?)に対して作品が緻密で小さいのでちょっと遠い…。もうちょっと上げ底してほしいです。歌舞伎シリーズでは助六のモチーフに「Dangereu」(=団十郎!?*)と入ってる!

銅版画では坂東壮一さんの繊細なアクワチントすごし、でした。粒子細かし。

*写真は一ヶ月前くらいの近所の公園の菜の花。
*「Dangereu」は「Dangereux」で=Dangerousでした。助六は男前の代名詞だから危険な男ってこと!?
by orangewords | 2013-04-06 18:50 | アート雑記
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