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TAKEO PAPER SHOW 2014/SUBTLE
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東雲の倉庫街へ<竹尾ペーパーショウ2014>を観に行ってきました。今回のテーマは<SATLE(サトル)>。かすかな、ほんのわずかの、という意味らしい。企画・構成は原研哉さん。

最終日の日曜日に行きましたが、場所の割に沢山の人で賑わっていました。残念なのは普段、こういうところ来ないのかな…という人が結構いたので、原研哉さんの思い描いている会場の様子とは違ったことになっていたかも〜。まさかあんな不安定な作品テーブルにほおづえついちゃうとは…。作品グラグラしてるから気がついて!そしてスマホでの撮影禁止のマークもほぼほぼ無視されてましたね…。すごいー。

そういった突っ込みどころは満載でしたが、そんな中でもひとつひとつの造形が丁寧に作られているのは見受けられました。もっと新製品を前面に出してくるのかと思っていましたが、どちらかというと<レーザーカットの技術>が印象に残りました。昨年金沢で購入した極薄の和紙の便箋も、繊細なレーザーカットが施されていて、思わず手が伸びましたものね…。時代はレーザーカットと3Dプリンターかな。

展示(提案?)は素晴らしいもの、面白いものが沢山でしたが、中に<記すーあるデザイナーのノート>としてモレスキンに実際記された日記が展示してあって、そこには細か〜い文字の日記が色々なアウトラインを作り出しつつ書かれていました。
これには、文字を極小さく書くことで「日本語」という認識から距離が生まれて、目から鱗。大きいか小さいか…あとは淡いとかもあり得るのかな?場合によっては散り散りとか…。北園克衛の<白の四角>を越えるくらい覆したい、ときっと誰もが日頃思うことでしょう。たぶん。

書籍<SUBTLE>は好評品切れ中ということですが、後々見本帖でも取り扱うそうです。やっぱり欲しいから後で買おうっと。
by orangewords | 2014-06-04 00:27 | アート雑記
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