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地元でがんばるということ
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写真は2006年2月9日付のブログ(旧ブログ)にアップしたもの。熊谷市にOPENしたリラクゼーションサロンYellさんのOPEN前の写真撮影の日の様子です。真ん中の右がわたし、左が設計士の伊藤裕子さん。鏡に向かって自撮りした写真です。

お世話になっていた設計士の伊藤裕子さんが8月に亡くなられ、ひと月半以上の日が経過しました。
入退院を繰り返されていることは知っていました。亡くなられる10日程前に、ふと伊藤さんを思い、もし伊藤さんともう会えなくなるとしたら、何をしてあげられるかな?と夫に話したばかりでした。

訃報に触れたことで、伊藤さんが一番喜んでくれそうな答えが分かったものの、私にはまだまだ力不足で。それは今じゃなくても、将来でも無理かもしれない。でも少しずつ、些細なことでも、いつまであるか分からない限りある時間の中で応えていけたらと思っています。

写真のYellさんとほぼ同時期に動いていたのが「熊谷アート&キッチン」という空き店舗を活用したコミュニティスペースづくりでした。その頃だったか…または別の機会だったかは思い出せないのですが、私の旧ブログに伊藤さんからコメントいただき、伊藤さんの「生まれ育った場所ではないけれど、結婚して子育てして過ごしている熊谷でがんばる」という思いときっかけを教えてくれたことがありました。

ちょうどそのときと同じ話題の内容が2015年の伊藤さんのブログにも掲載されています。
http://itoyuko.cocolog-nifty.com/ureshiikurashi/2015/05/kumagaya-cea5.html

(上記ブログ記事から一部抜粋)
『若かったころ、参加したセミナーで、今は亡き、AAスクールの校長先生、アルヴィン・ヴォヤスキー先生が、「今住んでいる場所で頑張りなさい」と、おっしゃいました。』

いつか、行田市でのコミュニティスペースづくりにも加わっていただきたいなぁと密かに期待をしていました。

才能も人柄も素敵でした。写真で見るより、実際お会いしたときや想像の中のほうが優しいお顔をされていました。
わたしの力不足が将来的に改善されるか分かりませんが、せめて気持ちだけはまっすぐでいたい。いまはそう思います。

by orangewords | 2016-10-05 14:17 | ぼそっと
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