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COVID-19 前期(2020.1~5月上旬)

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2020年に入ってから新型コロナウイルスCOVID-19が日本でも広がっている。311の震災のときに比べて、ライフラインが機能していることで精神的な不安はかなり少ないものの、震災時に書き連ねた自分用の備忘録が後々自分にとってとても振り返り(集団心理や行動による結果など)として心の準備に役立ってるので、今回もメモしておくことにした。

日々気になった出来事などをメモっているのだけど、今回仕事に追われていたこともあり溜め込んでしまって期間が長くなり、広域で多面なのでblog用にかいつまんでみた。


まず我が家では2019年12月末頃に武漢での謎の感染症についての話題が出た。このときはこれまでのSARS、MERSと同様、日本国内には入ってきても少しで抑えられるだろうと漠然と思ってた。←今思うと武漢での感染症として12/31にニュースとして流れてきたので、年末年始に話題にしたと思う。



●1月

2020年1月半ば~下旬に国内でも感染者が出て、武漢からの旅行客がそれなりにいると知る。この頃にはおそらく不顕性感染もあるという情報があり、ちょうど春節で来日している中国人観光客が「日本は安全な空気だからマスクなしに呼吸できる」とふるまっているニュースを見て、不安になる。

→…が、後に国内で日本人の感染者が増えたときに、このことを日本人はすっかり忘れ、国内旅行したり田舎へ帰省するのだった。自分もまた同じことをしているという、客観視ができない人が一定数いて、つい1~2ヶ月前の失敗・同じ轍を容易に踏む。


我が家では、新たな感染症ということで基本的に専門家にとっても謎だらけだろう、という認識で、情報は不確定で常に更新されていく、という心構えで過ごした。感染症は致死率が低いほど蔓延しやすいということだったので、ある程度広がるかも…と心得る。



●2月

2月に入ってから客船ダイヤモンドプリンセスが横浜港に接岸。おそらくそのあたりから消毒液やマスクが売れるようになり、上旬には品薄に。私は上旬に外国人も多く訪れるような上野の居酒屋で3人で新年会をしたので、それ以降は毎日体温を計るようにした。


2月半ばにはワシントン州から来日された方とお会いしたものの、そのときはまだアメリカはそこまで感染者が出ていなかったのでCOVID-19の話は出なかった。が、その一週間後には大変な感染拡大のニュースになっていた。

どの段階か定かではないが、2月半ば頃には「まず医療崩壊を防ぐことが大切。そのためにはPCR検査は闇雲には行えず、軽度の感染者は自宅療養が必要」ということがTVで言われていて、我が家ではその理屈が腑に落ちたので以降は基本的にその考えのもとに行動することに。→このブログを書いている5月上旬に振り返ってみても、大筋その考え方に変わりはないなぁと思っている。


2月下旬、今回の件で初めて<デマ>が出てきたと気がつく。<〇〇病院に感染者が入院してるらしい>という話題が出て「そうなの?」と思い、初めてTwitterでCOVID-19について検索した。すごくいろんな情報が不特定のひとたちの間で発信されていると知った。悲痛な投稿などもあり、私の性格なのか…あればあるほど疑問も出てきた。そこで初めて「これがデマだったとしたら…?」という考えが過って、もしそうだとしたら発端に愉快犯がいると思うとぞっとした。同時に愉快犯をしてしまうのは、おそらく感染症関係なく常日頃に何らかストレスを抱えていて鬱憤を晴らしているのだと思えた。

そうしているうちに、友人のツイートから「チェーンメールが出回っている」らしいということを知る。そこで、初めて自分が311について書いたブログを一旦確認した。こんなときどんなことが起こり得るか再確認だ。


・デマ

・チェーンメール

・買占め

・トイレットペーパー、ティッシュペーパー等の品不足

・頭の良い人たちが慌てて、トンデモなことを言い出す

・体調と心の管理に気をつける(食事と睡眠のために、録画した面白いTVをみる)


結局2/25~27あたりで上記が一通り始まったり、渦中になったり、以降つづいたりした。

今回は感染症だったので

・マスク

・消毒液関係

も買占め、品不足がおこった。


また学校休校などがあったため、子供の昼ごはん需要の高まりの関係で

・袋麺、パスタ

おそらく免疫を上げるという噂から

・納豆

が店頭から一時的に不足した。


2月末、<〇〇病院に感染者が入院してる><〇〇が不足する>という話はデマだった。この10年日本では大きな震災、災害がつづいていて、その都度繰り返しているミスなのでもういい加減学んでも良いだろうと残念に思った。今後は年に一度、学校や職場の防災訓練のときにでも一緒にこういう非常事態の集団心理についても周知する時間が必要だと思った。

またこうしたときにまず買占めが起こるペーパー類は、1週間の期間限定などとして1割程度販売価格を上げて不要不急な購入を抑制しても良い気がする。(あるいは、今週は1.5倍の価格だけど、来週は1.4倍、再来週は1.3倍…などとして時間差つけてもいいかも)



●3月

3月頭、WHOテドロス事務局長をはじめ「マスクは感染予防に効果はない。推奨しない」という旨の発言がある。毎冬インフルエンザ予防でマスクをしている私としては暗雲立ち込めてきた。インフルエンザは湿度によって感染力を抑えられるのでマスクが有効だし、少なくともインフルエンザにかからなければ病院に行く理由のひとつをなくせるのだ。

それなのでマスク不要論、布マスクに効果ない論が持ち上がってしまい、マスクをしないひとたちが増えてしまうと、不顕性感染者もいるというのにまずい…。「不織布の使い捨てマスクがないからマスクしない」ひとたちも一定数いたので、小さなパフォーマンスとして人に会うとき・電車に乗るときには布マスクをすることにした。

→これについては3月下旬になってから日本の感染状況をみて「6割以上の人間がマスクしていれば予防効果あるかも」とテドロスが発言。5月上旬現在、大体の国が外出時にはマスク着用になっている。


3月上旬、身の回りの飲食店は徐々にテイクアウトに力を入れ始める。

お彼岸の時期になると桜の開花への期待と天気の良さもあり、人々のゆるみが出た。とくに当初言われていた「若者は感染しづらい」がいまだに根強く若者に支持されており、旅行や送別会に出かけてしまう若者がいた。ひとは自分にとって楽だったり耳障りの良い情報を信じやすい。


モヤモヤすることがあり、311の学びを再度確認。

・ひとは暑くなるとマスクをしなくなる

・頭の良い人たちが慌てて、トンデモなことを言い出す

・混乱する世の中では政府やマスコミに頼らずひとりひとりが助ける側にまわることが必要


今回もしも暑さ(紫外線かな?)や湿度で弱まらないウイルスだった場合は、暑くなってマスクをするひとが少なくなる時期も感染リスクが高まるかな、と思う。未知のウイルスなのでなんとも言えない。


政府に保証を求めることは悪いとは言わないけど、率先して寄付をしたり・募ったり、自分の身の回りをまとめることが出来るひとってカッコイイ。自分の守るべきものにいつでも投資できるようでありたい。


マスクについてはこれまで「朝一番に行けば棚にある」という状態だったが、結局早朝から並ぶ人の顔ぶれが同じ(転売目的?)で本当に必要なひとに行き渡らないことがあり、品出しの時間を変更していく(ゲリラ的にしてく)作戦をお店側が取り出した。

今後災害などで同じような状況になったときには、同じような対策や、予約販売みたいな対策が定着しそう。


3月下旬~月末、週末や連休のみのゆるい活動自粛とはいえ、イベント中止などの状況に気持ちがついていかずストレスや不安を抱えるひとが増えてきたように思う。

こんなときは十分気をつけながらちょっとでかけて、人と会って言葉を交わし、心を落ち着けるのも良いと思う。一番簡単にストレスや不安を取り除ける。

一方で、三連休にバスに乗った際、女子大生風の二人組がスーツケースを持っていて、沖縄旅行に行くのかなぁ~?とつい思ってしまった…私も遊びと思われているかもしれない。こんな状況のときは飛行機代・宿泊代を高いプランにして提供すれば、利用者は減るが単価が高くなるし、蜜も避けられて良い気がする。

そして、なんといっても3月最後の日曜日に東京など関東で雪。天気がお籠りを後押ししてくれた。これが後に効いてくる。



●4月

4月頭、まだCOVID-19や自粛要請の情報が届いてない国民がいることに、専門家の焦りとどうしたらリーチするか?の試行錯誤を感じた。

なんでもそうだけど、全ての人に情報を行きわたらせるのって難しい。多様化が進むほど難しいと思う。


4月上旬、カミュの『ペスト』をチェック。小説としてすごく良著だったけど、その中から実際の感染症に役立つ情報としては「検査して今感染してないと分かったとしても、帰路の途中で感染しないとは言えない」という部分だった。


このころ全国で最も感染拡大が進んでいた東京都の1日の感染者数(確認できた人数)が100人を超え始め、結果的に4/17に204人でピークを迎える。→5月上旬、都内では4月上旬に重傷者が約200人いたということが分かる。その頃は医療崩壊状態だったと思われる。その頃に具合を悪くした人たちが病院のたらい回しや自宅で亡くなるなどしていると思われる。都内で最も感染者の多い世田谷区の内訳をみると、4月中までは男性の感染者が多く、通勤が関係しているのが分かる。GW中からは女性の感染者が増え、家庭に移っているのが分かる。(看護職、介護職に移っている可能性も)年代は、当初はお年寄りが多かったが、お年寄りは気をつけるようになってきたのか徐々に20代の新規感染者が最も多くなってきている。情報源をリンクしたいが、情報源を忘れたりリンク先のフォーマットが変わったりでリンクできず…


・地域通貨…エンデの遺言、ゲゼル理論

本気で経済対策するならばこのあたりが有効と感じる。


4月下旬、どういうわけか誰もが知っている古い情報を再編集して、最近判明したかのように吹聴する人や報道が出はじめた。一瞬はバズるが誰もが知っているので一晩のうちに収束した。その様子から私の思う「誰もが知ってる」は実際には7~8割のひとが知ってることで、そのなかで時間が経って忘れるひとが3~4割程度いるような。そして他者から指摘されることで思い出す人が1~2割。全体の1~2割は無関心なひとで、どちらの情報にも影響されてない気がする。肌感覚として。



●5月

5月上旬、活動自粛と連休の効果か日毎の新規感染者数が目に見えて減りつつあった。なんだか「他国と比べて」とか「他国から日本の対策は変だと言われている」とか、他と違うことが恥ずかしいという変な?意見が多くなってきて違和感がある。そこなんかな?大事なところは。

いま自分がどうできているかよりも他人と比べてどうか…なんて、平常時ではこぞってナンセンスだと言われることが多いのに。

専門外や砦として待機状態にある、時間と力を持て余している教授たちがたくさんいるのだ。リソースを使ってほしくて、居ても立ってもいられないのだ。

役不足かもしれないけど、なにか安全な部分で手伝ってもらえたら良いんじゃないかなぁ。


いち素人としてここまでのところ思うのは、まずは防護服やマスク、フェイスシールド、消毒液などの医療従事者を守るものが十分に足りることが第一で、そのあとは重症向けの機材とリソースが十分であること。それが前提で、やっと検査の拡大ができる。

それまでは仕方ないので最大限出来ることといえば蜜を避けることと(疎にすること)、首から上を極力触らない(寿司職人の心得)、咳・くしゃみエチケットの徹底(口を手ではなく腕で覆う)、石鹸での手洗いの徹底、なるべく他人と共有するものに触れない、ことだと思う。



私的ニューワード

・行動変容

・実行再生産数

・クラスター→これまでの意味とは違い、集団感染グループみたいな意味になったこと

・New Normal→「新しい生活様式」と和訳されたこと

*311では、建屋、セシウム、半減期、輪番が私的ニューワードだった


私的新たな知識

・感染症は致死率が低いほど蔓延しやすい

・最も避けるべきは医療崩壊

・エンデの遺言(老化する通貨=ゲゼル理論)


こうして振り返ってみると、自分が情報伝達に興味があることが分かる。せめて情報伝達の不足による悲しい出来事は解消したいと思ってるんだなぁ。

あと、もっとも目から鱗だったことは、今回の件でみんなが手洗いに勤めたため、なんとインフルエンザの感染者数や死亡者数がかなり減った。つぎの冬からはインフルエンザ予防接種を受ける人はかなり少なくなるのではないかな?


by orangewords | 2020-05-14 16:54 | ぼそっと