震災後、デモには一度も足を運んだことがありませんでした。けれど、日本の原発が全て停止したのも束の間、夏場の電力が不足するかもしれないといって、なぜかあれよあれよという間に大飯原発の再稼働が決まってしまいました。
さすがにこれには気持ちの乖離を感ぜざるを得なくて、わたしのように初めてデモに参加した人がいっぱいいたんじゃないかと思います。
金曜日だったので、会社帰りの方もいたし、わたしみたいな「とにかく行くだけでも!」てかんじでただそこに入って頭数になってるだけの人も沢山いました。でもそれだけでも大事だし、それが大事だなと思いました。
この日は総理官邸前に「集合」のデモ。歩くのかと思っていたけどちょっと違うタイプだったみたいで、ほとんど最初に並んだ場所から動きませんでした。最前線のほうでは多分スピーチを入れ替わり立ち代わり行っていたのだと思います。なにしろ4万5千人という大規模だったので、前のほうの様子は分かりませんでした。
もしも後々何かあってから過去を振り返り、「あ〜原発やめるならこの時がチャンスだったのにね」と思うとすれば、それは今なんだろうと思うのです。
夏場の電力が足りないなら、病院などの全ての重要な施設に蓄電池や発電機を配備すれば良いと思うの。この一年で、工場向けの発電機が結構売り上げ延ばしているとTVのニュースで聞いたので、この夏はみんな独自に判断して対策をしてきてるのでは?